初代 MPV (マツダ)

仕入車両

弊社の在庫に初代MPVがございます。※2021・01・11現在

このMPVのお話をしていこうと思います。

ルーチェをベースに開発されたFR駆動のミニバンです。

これがとっても気持ちのいいハンドリングなんです。

挙動が穏やかで、重いボディにこそFRなのかもしれないと思わせます。

こちらのエンジンは2.5L4気筒です。

動力性能を語るクルマではないと思いますが、スポーツしなければもちろん十分走ってくれます。

リヤドアが普通のヒンジドアなのもいいです。重いスライドドアを開け閉めするのは、ちょっとしんどい気がします。もっとも最近のモデルは電動ですけど。それはそれで新車の時はいいのですが、意外と壊れます。そういう心配がないのが精神衛生上好きです。窓が開くのもいいですよね。

ボンネットが長く平らなのも、見切りが良くていい感じです。見た目より小さいクルマなんですよ。四角いデザインで室内広々、アメリカンな乗り心地。

アメリカで先行販売されてから、日本でも販売という流れでした。

以下は思い出話にもなります。

私は広島にいた時、マツダ本社内で働いていました。

マツダの当時のすごいところは、世界販売のうち、広島や山口での生産比率が高いことです。広島で生まれ育った人が、マツダで働き、世界にクルマを送り出している、そんな雰囲気がありました。

初代コスモの開発に携わった方や、当時マツダの中心におられた方と知り合う機会がありましたが、気さくな方が多くマツダの空気感を感じることができました。

これらの経験の前からMPVが好きだったのですが、いよいよMPVが欲しくなってしまったわけです。ですが、なかなか仕入れることができずにいました。ディーゼルが残っていることが多いのですが、欲しいのはガソリンだったんです。かつV6でなく、マツダ製4気筒エンジン。

この2.5L4気筒エンジンはMPV専用に近い扱いになってしまいました。もちろんベースはあったのですが、このエンジンがさらに発展していくことはありませんでした。短命エンジンですが、縦置き4気筒FRシャシーなんて新たに作ることはないだろうと思います。

2021年現在、技術の発達により、衝突安全と排ガス規制をクリアする方法の一つとして、ストレート縦置6気筒が候補に入るようになってきました。なんとマツダがそれにチャレンジするようです。

低走行のMPVに関心ある方、グーネット弊社広告ページから連絡お待ちしております。