3代目 タウンエースバン (トヨタ)

仕入車両

R40系のタウンエースバンのご紹介になります。

さて、3代目は1996年デビューのモデルですが、こちらは1997年式DX 5MTとなります。今や廃れつつある「ライトバン」という用語のど真ん中にあった車両です。

それでは早速スペックを見ていきましょう。1500CC OHVのK5エンジンを積んでいます。ひとつ前のモデルR30系では1300CC OHVのK4エンジンを積んで1BOXボディに荷物満載で日本中で活躍していました。

ところで、OHVエンジンをこだわって乗せていたのは、信頼性確保と同時にコストダウンが図れるからだと思います。特段燃費が良くなくても、パワーが無くても、頑丈で安ければお互い幸せだったわけです。

そんなK5エンジンがこのタウンエースに載っています。同じモデルでも後期モデルには1800OHVのK7エンジンが載っていますが、もはや1800CCくらいになると、既に信頼性を証明している3Sエンジンもあり、バンとワゴンモデルのすみわけの為だけにK7エンジンを載せているような気がします。

それで急いで1500CC K5エンジン搭載のモデルを調査。ボデイはボコボコなんですが、走行の少ない6.2万㌔走行のモデルを見つけ仕入れることにしました。

では、走りを試してみましょう。FRですし、私の大好きなリヤリジッドサスの組み合わせ。どうせとばすクルマでもありませんし、中低速の走りの味が全てです。そこをチェック。やはり美味です。

しかし、たったの70馬力、なぜ美味なのでしょうか。頑丈なボディな一方、1.2トンと比較的軽量。さらに、コンパクトなOHVエンジンを低く搭載しており、着座位置は高いのに、クルマの重心はかなり低い感じがします。そして、750キロ積みのバンゆえのそれなりに固められたサス。そして板バネではなくコイルスプリングサス。結果として、変なロールがなく、悪路でもばたつかない足となっています。こういうのが好きなんですよね。

そんなわけで私のお気に入りなのですが、後日、中古ですがタイヤ4本交換、エアクリーナー交換、キャブクリーニングを実施しました。結果として、コーナリング性能は上がってしまいましたが、楽しいままでした。

いずれにしても、AC付きでパワステついていて、100万円ちょっとの新車価格設定でした。驚くべきコストパフォーマンスです。

ということで、とても使いやすいサイズのライトバン、仕事に遊びにと如何でしょうか??ご連絡お待ちしております。