初代ディスカバリー (ランドローバー)

仕入車両

キャメルトロフィーで有名なディスコ1です。

初代レンジローバーの部品をできるだけ使用して作られたという、廉価版のはずでした。しかし、エアサスなし、熟成されきったエンジン、信頼性のアップした電気系統、豊富なパーツといい事も結構あります。

さらに、日本では手に入らない部品も多数ありますが、本国から入手することを検討すればほとんどの部品は何とかなります。

さて、ハイオクで4リッターV8のエンジンは相当のガス食いであることは間違いないものの、そもそも車両重量が2トンを超えております。多少の燃費の悪さはどうにもなりません。

こちらの車両は、50周年記念車両です。最終型も最終型の希少車になります。奇麗に見えますが、細かな樹脂部品の欠落、車両各所の錆、傷、塗装の劣化と様々あります。ただし、50㌔くらいで巡行しているときの気持ちよさは格別です。定期的に維持するのがしんどくなるのですが、たまに乗るとまた大切にしようと思いなおします。

房総界隈が地震や台風に襲われた時期、クロカンが急に売れたりしました。やはり、頼りがいのあるクルマで災害に備えたいという方が増えたためでした。たしかに、災害地から避難したり、たくさんの物資を載せて移動したり、家族全員で一緒にいられるスペースのあるクルマが手元にあることはとても安心ですよね。

そういう意味でも、わたしも一台は頼れるクルマを手元に置いておきたいなと考えています。

日本には日常的にオフロードは走りませんが、災害大国です。特に冬に被災することを考えると、ガソリンがたくさん入って、しばらく暖をとれることは結構大切なことです。電気自動車が普及してゆきそうな様相のクルマ業界ですが、いろいろ考えさせられます。