初代 フィガロ (日産)

仕入車両

過去に仕入れた車両になります。

一度は乗ってみたかったモデルになります。友人より買取依頼があり、喜び勇んで査定に向かいました。買い取る気でしたので、オークション相場より高く買っちゃいました。

さて、一通り整備して公道復帰するまでに、相当お金がかかりましたが、走り出してみてそんな苦労も忘れてしまいました。いやーいいですね。

現存5000台のうち3000台はイギリスに渡っていると言われています。アメリカでも人気だそうで、日本には何台残っているのでしょうか?

K10マーチがベースになっています。よってFFです。1000CCの4気筒ターボが載っております。とばすクルマではありませんが、パワーがあるとやっぱり気持ちいいです。オープントップやシートは張替え業者が多数存在しますので、そんなに心配することはありません。部品は厳しくなってきました。純正以外の部品だとイギリスの方が手に入る、なんてこともあるみたいです。

こちらのモデルはH3年式でしたので、生まれてから30年ということになります。本物のクラシックになってしまいました。キャンバストップは開閉できました。壊れないのが一番ですので、やっぱり手動の方がいいのかなと思います。

デザイン このクルマは外装を眺めてもかわいいですが、座った時がまたいい。わざと華奢に作ったレバーやボタン類がお洒落。リヤシートは事実上使えない、というのが当時びっくりしました。こんな贅沢の仕方、あるんですね。革張りのセカンドバック置場です。

走り 音といい、ハンドリングといいローバーミニに近いものを感じます。内装の雰囲気が、より一層そう感じさせるのかもしれません。走りがクイックなんです。しなやかな足でも軽いボディだとクイックな感じになるんですよね。NA6ロードスターとかも同じ走りの雰囲気があるんですよね。おそらくなんですが、低い位置に座り、軽いボディに、車の中心より後ろに座ると同じような味わいの部分が出てくるのかもしれません。フィガロはFFですが相当クルマの中心より後ろにヒップポイントが来ます。

これに乗ってからK10マーチを手に入れたくなりました。スーパーターボとかでなくていいので、最終i・zでいいのです。実はベースのマーチは、スペインでも生産、ヨーロッパでたくさん売れたんです。ヨーロッパではまだまだ現役なんですよ。そういうわけで、K10マーチに日本で乗るのも、楽しいですよね。もちろん、K10マーチも部品厳しいですよ!!

これから旧車にチャレンジする方に。クラッチやO2センサーなどは社外があることが多いです。かかりつけのお店に「部品でないですよ」といわれてもあきらめずに探しましょう。部品商にないだけということも多数あります。部品商は大手とだけ取引してますので、旧車部品供給には強い、というメーカーもあります。その他エンジンも何とかなります。パワステもギヤボックスも何とかなることが多いです。ABSセンサーや樹脂部品はいきなり出なくなりますので、ご用心。こういう部品はどうにもなりません。ワンオフや工作してくれるショップを見つけ、お金に糸目をつけずに治すしかありません。というか、それができる人なら怖い旧車はないですね。オリジナルではなくなってしまうだけで、治ります。

ではワクワクするクルマライフをお送りください。