3代目 シーマ (日産)

仕入車両

以前に仕入れた車両になります。

1996年デビューのモデルでしたが、こちらの車両はH12年式最終モデルでした。41LV VIPというグレード

トヨタのセルシオとライバル関係にあり、初代シーマの方が1年先の1988年デビューでした。

せっかくの「シーマ現象」から10年少々が過ぎ、販売についてはだいぶ差がついてしまいました。4.1リッターV8というエンジンも、購入する側から見れば中途半端な排気量に思えたものです。セルシオは2代目まで4リッターV8でした。名機といわれています。さて、2代目シーマは、「初代の暴力的な加速力をNAで再現するためには4.1リッターが必要」という大義名分があり、この4.1リッターが採用されたのですが、物足りなさがあり三代目は二代目よりトルクを太らせて対応しました。

デザイン これは3代目シーマ好きな人多いのではないでしょうか。わたしも好きです。2代目後期レパードを思わせるデザイン。

走り これだけのサイズ、重さになるとスポーティとはなりません。ハンドリングも別に楽しくありません。セルシオと比べたら、などの限定的な話になってきます。おとなしく高級車らしく走らせるのが正しい。

乗り心地 味をもとめる場合、日産はありではないでしょうか。いい乗り心地の中にもトヨタと違う味を提案してくれます。これは好みの問題なので乗り比べることをお勧めします。私はセルシオは苦手な乗り心地でした。悪いとかではないので誤解なさらないでくださいね。

エンジン はい、4.1リッターでも全然早く感じさせてくれません。重い、低速トルクが足りないと感じさせるセッティング。V8なのにおとなしいV8サウンド。これならストレート6のサウンドの方が好きな人も多いかも。これも、好みの問題ですので確認してくださいね。もっともシーマにはストレート6のグレードはないのですが。

そろそろこういう車に乗る時代も終わろうとしています。一、二年ラフに乗って使い倒してみるのはいかがでしょう?大きなセダンはお客様をエスコートすると喜ばれますよ。実際、静かで楽ちんで疲れないです。

インフィニティーQ45がなくなり、この3代目シーマが役割を兼任することに。そう考えてみると、3代目シーマをしっとりと乗るのもいい感じです。